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zoom RSS 夜廻り猫〜今宵もどこかで涙の匂い(深谷かほる)

<<   作成日時 : 2016/07/06 03:01   >>

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私のファンといってくださる皆様、お友達の皆様、いつもながらブログご無沙汰ですみません。
たまにしか書かなくなってるから、毎回謝るところから始まるていたらく。
オットはパソコン貸してくれないし、スマホで長い文章打つのはやはり思うに任せず、
最近はすっかりTwitterの手軽さ、反応の速さの楽しさにハマって、そちらにかまけております。

さて、仕事の記録やブックレビューなどもたまっておるのですが、それもすっ飛ばしても
どうしてもご紹介したいものができて、久しぶりにブログを開けております。

深谷かおる先生の『夜廻り猫〜今宵もどこかで涙の匂い』です。

画像


私、子供のころあまりマンガ類を読まなくて。
大人になってから、いいものを少々嗜む程度に(笑)
「動物のお医者さん」「おたんこナース」「シッポがともだち」須藤真澄さんの「ゆず」系作品と「長い長いさんぽ」等々。
(「ゆず」なんて、知らずに読んでたら、主要登場人物と猫、しんちゃん源之助さん児太郎さんが直接の知り合いだった。「長い長い……」は出版時と自分ちのぴゅ−送った後と、二度号泣)

この8コマ漫画『夜廻り猫』は誰からだったかな、リツイ−トで回ってきたのです。
深谷先生がTwitterで、自主的に、なんとなく書き始められたのだそうですが、
こんなふうにいろいろの人の手でひろがり、「泣けるよ」「沁みるよ」と評判になり、ついに書籍化までつながりました。

夜廻り猫遠藤平蔵さんが、涙の匂いをたどって、一人泣く人、心で泣いている人に寄り添いに来てくれます。
解決はしない、人の痛みを聞くたびに遠藤さんの背中に傷が増える、それでも彼は寄り添ってくれるのです。
どてら着用、猫缶を被り、ブサ顔なので笑う時には「にっこり」と口にする。
「おまいさん、心で泣いておろう」なんて、ちょっと時代劇口調の造形が素敵。

弱い弱い人間の小さな悲しみと喜び。
外で生きる猫社会の物語。
パ−トナーである犬猫と人間のお話。 etc……
一言で表せないくらい色々な切り口があります。
8コマの間で人の半生を見続けて何十年もの時が経って、でも遠藤もそのまま、隻眼子猫のじゅ−ろも仔猫のまま、
SFなのか、それともやはりすべからく猫は猫神様なのか……なんて哲学的なことも思わせてくれたりして、
とにかく細やかにして、スケ−ルが大きいのです。

登場猫&人物も、遠藤、じゅ−ろをはじめとして、みなドラマがあって素敵です。
隻眼の八割れニィ、遠藤の親友宙さんと同居人の先生、お調子者のワカル、小股の切れ上がった御高祖頭巾の白猫、公園で散文詩のような言葉で呼びかけ続ける集会猫、パピヨンのらぴさんと拾われ猫のらみ−と人間のおとうさんおかあさんの永沢家、わがまま猫のモネ、etc……もう、どの子も魅力的なキャラ過ぎる!
声優した商売柄、生ネコでも動画ネコでもアテレコしてしまう私ですが、みんな喋らせたい!
う-ん、私のファニ−ボイス(声優稼働時、変わった声と言われ続けた)なら、ワカルかな〜。
硬い声のところを使って、大好きなニィも喋らせたいな。宙さんも好きだけど、ちょっとキャラ違うかな?
……なんて、ひそかに楽しんでいます。

あと、宙さんをみると、死んだうちのぴゅ−思い出すんだよな−。
深谷先生の猫は外猫と飼われてる子の眼の違いが、すごくよく描き分けられてる。
宙さんの、家猫の、おっとりしてて、でも物のわかってる賢い目が、ぴゅ−と同じ。すごく好き。
飼い主だけど、対等に暮らしている感じの先生との関係も憧れます。あ〜、またぴゅ−と暮らしたいよ(涙)

なんか、いくら書いても全然伝えきれていない気がしますが、とても言葉で伝えられるとは思えません。
とにかく読んでみてください。
優しいあなた、優しくて生きるのが辛くなっちゃうあなたに、読んでいただきたいのです。
私も、母の認知症の介護時代や、父のGISTの看護の大変だったときに出会えていたらなぁと思いました。
(まだこの世にこの漫画が存在していなかったですけど)
今度、紙の本になったので、辛いときいつでもお気に入りの話を読むことができます。
(私のお気に入りの話は……いっぱいあって選べない! 食べ物を仲間とわかち合う話が好きかな〜)
ぜひ、買って読んでください。(初回出荷本にはカバ−裏におまけがついてます!)
それで、私たちと一緒に「第2巻出してよ運動」をしましょう。第1巻には百数話載っていますが、
ネット連載は続いているし、気に入りの話がまだまだ載せられず残っているのです。

それにしても不思議なこと(ちょっとネタバレ)
遠藤は人語を話すのに、あんなに犬猫の気持ちのよくわかる(現にらぴさんらみ−とは話している)永沢夫妻には言葉を話さないのはなぜだ?
(あ、心で通じてるから、かも。その答えは星の数ほど、主体の数だけあるんだな)


夜廻り猫 1 今宵もどこかで涙の匂い
KADOKAWA/エンターブレイン
2016-06-30
深谷 かほる

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