凛の、ちょっとした思いつ記

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zoom RSS GIST、ですと?

<<   作成日時 : 2012/07/02 03:04   >>

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5月の半ば、実家に帰っていた日に、父に「こんなの来たんだけど」と見せられた区民健診の結果通知。
「胃がんの疑い」の文字が。
ただ、去年一連の母のことがあった後、父は胃カメラをのんでいて、軽い胃潰瘍があったくらいで、
それから半年で?と、半信半疑な感じ。

ともあれ、再検査。
胃カメラとエコーをすると、「胃の中には特に病変がないが、外側に何かある。CTを」とさらに検査追加。
祖父(父の父)がすい臓がんで亡くなったのが、もしやと頭をよぎる。

一週間ほどで内視鏡医から検査結果の説明。
「胃の壁の外側にGISTという腫瘍ができていて、15cm位になっている。
癌ではないので切れば大丈夫。癌でこのサイズになっていたら死んでます。
今は良く効く薬もあるし標準治療があるのでどの病院でもいいと思うが、紹介状どこにしますか」と、
なんとも軽い説明。
とりあえず、すい臓でなかったことに一安心して、紹介状は改めてもらいに来ることにして帰宅。

GIST?聞いたこともない病名。
どんな病気なのだろう。とりあえず、ググる。

…そこには、内視鏡医が言っていた軽い話とはかなり違うシビアな内容が。

5万人に一人位の珍しい病気で、その病気を看た経験のある医師自体が少ない。
最初の手術をちゃんとできないと、腹の中でばらまいてしまう可能性もある。
肉腫の仲間で、確かに狭義の「癌」ではないが、白血病や骨肉種ががんである程度には「がん」。
大きくなると破裂の可能性もあり、10pを超えたものは再発も高リスク群に入る。等々。
私の胃の方が穴が開きそうな記述ばかりが並ぶ。

珍しい病気のためか、書籍にも記述がない。ネットのサイトも、医学的専門的なものが主で、限られている。
そんな中で、患者さん家族さんたちが運営している掲示板やSNSがあった。
すがる思いで書き込みをした。どこの病院へ行ったらいいのか…

打ち返しはすぐにあった。
本当に何人もの方が親身になって。
中には、見ず知らずの私に携帯番号まで教えてくださり、急ぐなら電話で話しましょうかと言ってくださった方もいた。
まさに、「同病相哀れむ」。
とにかく、珍しい病気なのだから最初が肝心。専門医のいる病院へ行け、と。

オットが、必ず送り迎えをするから、車なら高速で1時間だからと言ってくれ、
父を説得して、隣の県にある国立がんセンターのGIST専門医にお願いすることにした。

紹介状を書いてもらった翌日に予約が取れて受診。
主治医はちょうど学会でお留守だったのだが、その指示で診てくださった外科医が検査を組んでくださり、
週に1,2回6度ほど通っていろいろな検査をし、資料が揃って、学会帰りの主治医の診察。

標準治療は外科的切除だが、かなり大きくなっていて再発等も超ハイリスク群であり、浸潤の可能性もあるので、
研究段階だが、まずはグリベックという薬を投与して、腫瘍が小さくなるかをみて、
それから切除を考えよう、ということになった。

…ということで、主に白血病治療に使われるグリベックという、まあいわば抗がん剤なのだろうけれど、を
使い始めて、今10日。
今のところ、目立った副作用はない模様。

相変わらず、父には自覚症状はほとんどなく、食欲も旺盛。
ただちょっと痩せたかなと思うし、腫瘍のせいか薬のせいか陽気のせいか、ちょっと疲れ気味かな。
体重や血圧も父に五月蝿く言って測ってもらっているので、かえって健康的な生活かもしれない。

2ヶ月前には聞いたことすらなかったGISTというヤツと一生もので付き合うことになったが、
祖母の介護、母の認知症を看終えてやっと戻ってきた父の自由時間、それを守るため、
私の出来ることは限られているけれど、全力で父を守って闘っていこうと思っている。
時には五月蝿い鬼軍曹になっても、歌以外の無理はさせずに、大事にしてもらいたい。

それにしても、あの内視鏡医の言うままに「どこの病院でも一緒」と近くに決めていたら…と思うと恐ろしい。
開けてみて、大きすぎて切れませんでした、お腹の中に散らばりました、なんてことになったら…
これからの時代、「メディアリテラシー」が命を左右することも多くなるのかもしれない、としみじみ思った。
もし、あの時ググってみなかったら…
アドバイスを下さったG.netの方たちにはいくら感謝してもしきれない。

あと、つくづく私はパパっ子なのだなと思ったのは、
母の時は私はほとんど泣けなかった(呆然としてたのか?)のに、
父のこの一連の騒動は怖くて怖くて、一人になるとベソベソしていた(実家では無理なくらいに明るいけど)こと。
とにかく、今は1年365日が「父の日」なので(笑)

実は、母の納骨が終わったら、少し演技関係(残念ながら吹替ではないが)の仕事復帰を模索しようかと動き出していたり、
母のことをまとめた文章を書こうかとメモ書きを作り始めていたりしたのだけれど、
とりあえずはすべてがペンディング。
今、一番大切なのは、父の時間だから。(まあ、食べるための図書館バイトだけは行ってるけども)
でも、薬がペースに乗って父の身体も落ち着いてきたら、
自分の時間繰りでできる文章などの方からぼちぼちやっていくつもり。
女優業は、まだちょっと先かなあ…

…ってなところが、私のこの1ヶ月半の大まかにかいつまんだ話でした。
なかなか、ヘヴィだろぉ




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