凛の、ちょっとした思いつ記

アクセスカウンタ

zoom RSS 『誰にも書ける一冊の本』(荻原浩)

<<   作成日時 : 2011/10/23 22:09   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

昨日、恩ある人のお別れの会へ行って来ました。
父の親友の奥様で、私が大学へ入り一人で東京へ出て下宿暮らしをしていた頃に、よくお家に呼んでいただき、
旨い酒や肴をご馳走になっていた方です。
父の親友Rおじさんは、物書きをされている方で、
日本人なら、たいてい誰でも知っている作家さんの「書生」とご自分では書かれ、
その作家さんのエッセイなどでは、その作家さんから「私の若い友人」と書かれている方です。
食べ物、酒、器などに関する著作も多いので、
そこのお家へ伺うとお店では普通に買えない様な蔵元秘蔵の酒が送られてきていて、
それを若造の私に飲ませてくださったり、
ご馳走になったお礼に皿洗いなんぞさせていただくと、「その皿割ったら、お前一年バイトしても払えねえぞ」と
思いっきりビビらせていただいたりしました。
今回お送りしたS子おばさんも、飲みっぷりも性格も豪快で、
いつも、何人もの若者がサロンのようにお二人を慕って集まっては、ご馳走になっていました。

今年は、うちの母もなくなり、S子おばさんも彼岸の人となられました。
いろいろ思うこと多く、ブログ書き始めてみたものの、簡単に書けることではありません。
S子おばさんはあと3月といわれてから6年ほど病まれたそうですし
(RおじさんもS子おばさんも「カッコマン」なので、病んだ姿にお会いするのは、などと勝手に思って、
お見舞いにも行きませんでした)
うちの母は認知症はあったものの、死因に関しては本当に急死で、
私はバイト先から病院に呼ばれて4時間という、あっけにとられる様な最期でした。
どちらがどう、なのかわかりませんが、人が一人この世からあの世へ引っ越すというのは、
どんな形であろうといろいろと大変です。心情的にも、事務的にも。
おいおい書きたいと思っていますが。

一週間くらい前にこんな本を読みました。

誰にも書ける一冊の本 (テーマ競作小説「死様」)
光文社
荻原浩

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 誰にも書ける一冊の本 (テーマ競作小説「死様」) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



「死様」というテーマで競作された小説6本の内の一つです。

「人は、一生に一冊なら小説が書ける。その人生をそのまま書けばよい」というのはよく言われる言葉ですが、
まさに、そういう小説でした。
視点である売れない作家の主人公と、その死んだ父親が書き残した原稿の束。
読んでみて、まあ落ちると思ったところに落ちたなあともいえるのですが、それが心地よかった。
最後に収束していくところが見事、と思いました。
「そのまま書けばよい」ったって書けるもんじゃないですし、もちろんこの作品はフィクションですし、
さらにそれを題材に、創作して、エンタティンメントとして成立させるプロの技量は
うまい、っと唸らされながら、巧さが嫌な感じじゃないのが好きだなあ、と。

今、競作の別の作家の作品も読んでいるところ。

「人生をそのまま」なんて書けないけど、母が死んでみて、わかったことがいっぱいあった。
少しずつでも、どこに出さなくても、私も書いておこうと思っています。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『誰にも書ける一冊の本』(荻原浩) 凛の、ちょっとした思いつ記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる