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zoom RSS 川上弘美「真鶴」

<<   作成日時 : 2007/03/08 01:02   >>

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この半年、辛い時はいつも小説世界に逃げ込んでいた。
自分自身のことを考えないために、入力過剰にするというか、
自分を違う世界にむりやり連れて行く、というか…
女優という仕事柄、その架空世界を自分の実感ある3次元に立体化し、そこに自分も住むことは得意だ。
そうして、現実のやりきれなさから逃げてきた。


川上弘美「真鶴」を読んだ。
夫が失踪してしまった小説家。母親と娘と、三世代の女で暮らしている。
編集者である妻子もちの恋人もいる。
何者かに導かれるように真鶴へ旅をする。何度も、何度も。
…そんなような話。

真鶴

決してリアルな話ではない。この世のものでないもののようなもの?が、そこここに出てきてしまったりする。
どちらかといえば「芥川賞系」な話。(彼女は芥川賞受賞者である。当然か)
もしかしたら、普通なら割と苦手だったかもしれない話(彼女の芥川賞受賞作は私はちょっと苦手)
私は、直木賞系がどちらかというと好き、なのだ。
(素の会で今度語るのも直木賞受賞作家の作品だし、去年語ったのも半分以上は直木賞系だ)

なんだか、すごかった…
逃げ込めなかった。逃げ込ませてくれなかった。
書いてあるのは、私のことだった。そんな感じ。
リアルな話じゃ、ぜんぜんないのに…
だから、書かれてある筋や、内容に具体的に刺激されるのでなく。
なんか、行間の空気に、ぐしゃぐしゃにゆすられる、というか…
この作品の中の言葉を借りれば、私も「にじんで」しまっていたのかもしれない


うまく言えません。すみません。
誰でもが、同じように「ぐしゃぐしゃにゆすられる」「にじむ」ものかも解りません。
私の状態が、今普通ではないから、そのせいかもしれない。

でも、何を読んでもこんなに泣く、って訳ではないので。(確かに今割と泣くけど、こんなのは初めて…)
なんか、すごいなあ、と。ここに書きたいなあ、と思ったことは確か。

どなたか、読んでみた方がいたら…あなたはどうでしたか?ぜひ、伺いたいです。
真鶴

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