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zoom RSS 号泣〜長い長いさんぽ

<<   作成日時 : 2006/01/24 13:13   >>

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どこかのペットフード会社のキャッチコピーに
「飼うというより、一緒に生きてる」というのがあったと思う。
ペットと呼ばず、コンパニオンアニマル(伴侶動物)と呼ぶ言い方もだいぶ普通になってきた。
ネコと人間のツーショットが映り、「小姑」「お兄ちゃん」「三代目」「ダーリン」「つれあい」などと、
そのネコの人間にとっての間柄の字幕がでるコマーシャルが好きだ。
我が家のピューなら、さしずめ「社長」で「長男」だ。

日曜日の朝日新聞読書欄のコミック教養講座をご覧いただいた方もいるだろう。
紹介されているのは須藤真澄さん著の『長い長いさんぽ』
16年連れ添った「むすこ」ゆず君との別れを描いた作品だ。

実は、ゆず君とはご縁がある。直接は存じあげないのだが(須藤さんもゆず君も)
昔よく転がり込んでいた劇団養成所の同期の家に飼われていて、
みんなで鍋なんかしに行ってはよく遊んでもらっていた源之助(♀)さんというのが、
ゆず君の本ママなのだ。
自分がネコを飼いだした時に、あまりの可愛さ、ネコ馬鹿加減への共感で偶然買ったマンガが『ゆず』で
そこにその同期君も出演(?)していたのに、全く気づかずに読んでいた。
何かのときに彼から聞いて「えっそのマンガ持ってる!」と驚いたのだ。
(私は漫画をあまり読まない。お気に入りの10冊ほどしかもっていない)
だから、なんだか遠い親戚の少年の音信を聞くような気持ちがする。

ゆず君の訃報は去年、その同期のサイトで知った。須藤さんのサイトを読みにも行った。
自分の家にいる、あの温かで柔らかでしなやかな生き物が、冷たく硬く動かなくなる
その恐怖は、数年前から我が家の底にも常に潜んでいて
(生き物と暮らすというのはそういうものだ、生きている限り生老病死からは逃れられない
愛しているもののそれを想像することは怖ろしい。だが、それは必ず来る。ピューにも、私にも)
改めて、それを突きつけられた感じだった。他人事ではなかった

今回、単行本化されて改めて読み返す。
いきなり2ページ目の見開き「ゆずのたましいは 2日前に この身体をはなれた」というネームで
もう耐え切れずに、滂沱の涙…

でも、悲しみの中心にいるはずの須藤さんが、それをちゃんと客体化して(ツッコミを入れて)いる。
ベーベー泣いている須藤さんのそばでご主人が水分補給といいながらコーヒー落としてる、とか。
火葬場のおじさんに対して「お察ししますすいませんさぞひいてるでしょうね」と心の声がかいてある、とか。
表現者って、すごい。表現者って、辛い。表現者って、哀しい。
でも、そうでなければ、と思う。同じ表現者として自分に省みて、心に誓う。
人に何かを伝える仕事って、そういうことだ

留守の母ちゃんの部屋でしばらく座っていたゆずの後姿。
火葬に行く日の「もうすぐなくなってしまう身体」というカット。
火の入った釜に思わず「おいで」と呼んで、そこからゆずが駆け出してくるイメージ。

もう、号泣ポイントが山のようだった。

ゆず君、幸せだったね。
ママ(須藤さん)のおかげで、沢山の人に君のネコ生を知ってもらえて、
沢山のひとを楽しませ、なぐさめ、勇気付けることができた。
君の身体はなくなってしまったかもしれないけど、
君はみんなの心の中に永遠に生きる

須藤さん、よくぞ書いてくださいました。ありがとうございました。
ネコ好き、イヌ好き、人間好き、生きてるもの好き…愛しているものがある人はみんな、
どうぞお読みになってください。お勧めします。


うちのピューくんへ。
たのむ。一日でもいい、長生きしてくれ…
齧っても、ネコキックしても、フンって無視してもいいから。

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