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zoom RSS 沙翁先生とわたくし

<<   作成日時 : 2016/08/22 03:38   >>

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演劇養成所時代、2年目の公演は半年に一度。
ガルシア・ロルカの『血の婚礼』と、井上ひさしの『天保十二年のシェイクスピア』だった。
『天保……』はシェイクスピアを江戸時代に翻案し、名セリフで別の物語を構成していくような作品。
私の役は、父親にいいこと言って財産を分けてもらい、男をけしかけて亭主を殺させ、後に亭主になったその男に不貞を疑われて殺される、という
『リア王』のリーガンで、マクベス夫人で、最後デズデモーナになる、すごく面白い役だった。
今でももう一度やってみたいと思うくらい。

学生のころからずっと手伝っていた、東大で学生演劇をやっていたおじさまおばさま方の同窓会公演をやるアマチュア劇団。、
アカデミックな方々なので、演目もシェイクスピア作品が多かった。
俳優になってからは主に裏方を手伝っていたが、『終わりよければすべてよし』で暗闇トリックの面白い役をやらせてもらったこともある。

ある時、同期の友達が「ああ、僕もうハムレットができる時代を通り越しちゃったなあ」と言った一言が、今でも心に残って忘れられない。
その時私は「舞台なんだもの、ジュリエットでもオフィーリアでもまだまだいくらでもやれるじゃない」と思った。
でも今、普通の座組の普通の演出なら、そういう「時分の花」の役は来ないだろうなとわかるようになって、
その時の彼の気持ちがすごく理解できたたし、もっとなんかいろいろやっておけばよかったなあと、ちょっと寂しく思う。
さらに言えば、私は今ちゃんと発達段階を踏んで、マクベス夫人や、ガートルードや、タイターニアに育っていっているだろうか……と。


沙翁没後400年の今年。
お声をかけていただいて、冬にシェイクスピア作品に呼んでいただけることになった。
そういえば、プロの座組では初めてのシェイクスピアなのだった。
圧倒的なセリフ量、口跡、声、息、戯曲が要求する大きさ、深さ……
不安はいっぱいだが、今はまだ、本格的な稽古が始まる前段階。すでにいろいろ思わぬことも起きているが、まだ時間はある。
大人になってから、また新しい扉の前に立てるって、幸せです。

12月14〜18日。昨年の、和服を着た舞台から、ちょうど一年。ガラリとうって変わって、シェイクスピア。
どうぞ今からスケジュールを空けておいてください。
今後も、少しずつ情報をお知らせしていこうと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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