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zoom RSS 再演は、5年前の自分との再会、かもしれない

<<   作成日時 : 2010/11/09 19:34   >>

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バイト先のお昼ごはんの時、同窓会にいったのよーという話を聞いた。
ここにいるみんな同い年で、でもそれぞれの人生をある程度歩いてきたから見かけ年齢もそれぞれ、
もうすぐ離婚という人も、離婚して再婚するつもりという人も、まだ独り者という人もいたり、
5歳の子どもがいる人も、もうすぐ成人って子どもがいる人も…
人生いろいろでねぇ…なんて話。
卒業以来の再会で、ちょと見誰だかわからないくらいに変わっていて、
でも話しているうちに昔の顔がどんどん見えてきて、なんて。

今回5年ぶりで同じ作品と向き合ってみて、しかも18年前に会えなかった人との再会(?)という作品なので、
そんな話を聞いて、なんだかいろいろと思うこと多し、である。

5年前の自分との再会…
この5年、私には公私取り混ぜて、本当にいろいろなことがあった。
だから、ホンを読み、感じる私は、5年前と同じ私ではないし、
だから、5年前と同じようには演じられない。やらないし、できない。

変えなくちゃと、前に創った物に囚われているわけでもないが、
経験値も上がり、いろんなことにも気づいてしまった。
今回は部分上演ということもあり、そのままではわかりにくいところを極力、
お客様に端的に伝わる表現に変えたいとも思う。

…大好きだった人と、一度だけ、ちょっとだけ足を伸ばしてデートをしたことがあった。たった一度だけ。
大きな観覧車のある街で、何をするでなく、話しながら歩き回った。
目の前で偶然空いたベンチに座って、曇りだったので灰色がかった海を並んで見た。
夏だったのに海を渡ってくる風は結構冷たくて、彼と触れている側は熱いのに反対側の半そでの腕はヒヤヒヤと寒かった。
それから少し経って、あまり会えなくなった。待っていて欲しい、といわれた。そして長い時間…

…今回のセリフに観覧車がキーワードとして出てくる。ふと、あの観覧車が見える。
ポプコーンの中の観覧車としてはちょっと大きすぎるな、と思って、自分の中で縮小コピーをする。
「ずっと待ってた」というセリフがある。チクリ、と痛む。もう、チクリとしか痛まなくなった…はずだ。
演劇的にいうところの、「感情の記憶と再現」というやつだ。そういうことにしておこう。技術的なこと。

何があったかはあの頃結局書かなかったけれど、その後相手は女優としての私に、してはならないことをした。
私が怒ったのは、女優として侮辱されたからだ。

でも、もういい。感謝している。私に深い「感情の記憶」をくれたことを。ありがとう。

…なんてね。
って、こういうのが、演劇修行、だったりする。24時間365日、辛いことも哀しいことも芸の肥やしにすればいい。
業みたいなもんだ。やらずにすむ人には薦めたくない道だね。

5年前、無邪気だった私との再会。深く濃くなった私との出会い。

どうぞ、見にいらしてください。

『ポプコーンの降る街へのオマージュ』 11月14日12時開演 てあとるらぽう 1500円
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