凛の、ちょっとした思いつ記

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zoom RSS お客様が自分を語りたくなる芝居

<<   作成日時 : 2010/08/12 10:25   >>

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お客様から、とても多くのご感想をいただきました。
今まで、ン年芝居をしてきた中で、一番多かったくらい。
ありがたいことに自分の地元に近い小屋であったことと、
3年半ぶりという久しぶりの芝居の舞台だったせいもあり、
キャスト中で一番多数のお客様においでいただけた、という幸せもあるのですが。

三年半空いたことで、初めて「女優・桜澤凛」を見てくださるお友達も多くいて、
今回の芝居は割と現実的写実的な、等身大なものであった
(メルヘンとかSFとか時代物とか洋物とかでなく)にもかかわらず、
「なんかすごくステキ、別人でした」といっていただきました。
そうねー、バイトとかでは化粧っ気もあまりなく、本抱えて歩き回ったり、端末たたいたりしてるもんねー(笑)

それとは全く逆なんですが、やっぱり本名系でお付き合いのある人たちから多く
「もう、まるであなた自身みたいな役ね。オーディションてどうやってやったの。こんなにわかるなんてすごい」
とも言われました。
「優等生で、勉強が出来て、しっかりもので、きちんとしたお嬢さんで、周りに期待されて、
その期待に応えようとさらに一生懸命がんばっちゃう(んで、息切れしてダウン、笑)」って…
中には、さっき「別人みたい」といった人からも。矛盾しますがな。
「女優・桜澤凛」は私とは別人で、「美沙子(私のやった姉の役名)」は私のまんまかい(笑)

…でもそれはある意味、演技というものの本質をついているかもしれないなあ、と思いました。
ものを書いたり、演じたりというのは、どうしても自分が透けて見える、自分をさらけ出す仕事なんだよねえ、と
打ち上げで監督が話してくださいましたが、本当にそう。
生徒さんにもよく言っていますが、
「キャラを作るよりまず先に、自分自身としてちゃんとそこにいて、ちゃんと感じること」
それが少しはできるようになったのかなー。なんて、自分を褒めてみる。
なんせ、褒められて伸びるタイプ、なもんで(笑)

今回のお芝居で今までと大きく違うのが、その感想の中に、
お客様ご自分自身のことを語ってくださるのがとても多い、ということ。

自分の親のこと、兄弟姉妹のこと、夫婦のこと、娘息子のこと、やりたかった仕事や諦めた夢のこと、
中には、「葬式で親戚中集まってるところに、弟が派手めの再婚相手連れてきてさー、まいったわよー」なんて
どストライクなお話まで訊きました(笑)

私自身も「ごはん冷蔵庫に作って置いたから、レンジでチンしてね」なんてセリフがあり
ここでちょこっと書いているように、それは私の日常でもあったりするので、とても不思議な感じでした。
ファザコンであることも自覚していますし(笑)
芝居ラストに喪主の挨拶を読むところがあるのですが、
そこでは今の自分の私的状況と心情的にリンクする部分があり、
毎回、これは美沙子さんの心情なのか、自分が素に返ってしまっているのではないか、と
常に問い続けながら、ぐっとくるものを抑えながらの言葉になりました。
メソード演技の「内的衝動」などという大げさなことは言いませんが、
明らかに、自分の中で動くものがありました。
「5年前の凛さんなら違う姉だったかも。実人生が反映してると感じました」という感想もいただきました。
本当にそうだと思います。

…という風に、つい自分語りになってしまう…

そういう作品だったのだ、と思います。

観る人皆が、自分のこと、自分に思い当たることとして感じられる。
素晴らしいホンだなあ…とつくづく思います。
私いつも言ってるけど、芝居って事実じゃないけど真実でありたい。
たとえば恋人役とは事実の上では恋人じゃないけど、通い合う気持ちに真実がないと、演技はふりになる。
そういう意味で、このホンの中にあるのは「真実の世界」だったのだと思います。
「あるある!実はうちもさー…」って打ち明け話をしたくなっちゃうような。
お客様の心の奥にあるものに「触れてくる」ホンだったのではないでしょうか。

そんな作品と、暖かいお客様に恵まれて。
私は本当に幸せでした。

「ン年間あなたの芝居を見てきたが、今回が最高でした」といってくださるお客様が複数いらっしゃいました。

本当に、ありがとうございました。

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