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zoom RSS 三四郎はそれから門を出た(三浦しをん)

<<   作成日時 : 2006/12/07 01:54   >>

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ここずーーっと、私を悩ませて心から離れてくれないことがあるので、
なかなか心の晴れ間が来なくて、ハッと気づくと涙雨模様って感じ。
そんなときの私の現実逃避法は、活字、文章を読むこと
とにかく常に何かを考え感じ思い記憶し回想するという、厄介な回遊魚式脳(止まると死ぬ)を持っているので、
ものを考えないためには、入力過剰にするしかない。
欲しい本を全部買ってると経済的にも、また収納的にも半月くらいで破綻するので、
極力図書館を利用させてもらっている(作家さんたちゴメンなさい、ビンボーなんで)
ありがたいことに、我が家にはチャリ圏(頑張れば歩いても行ける)に2つも図書館があるし、
私も、一応図書館司書の資格をもっていたりするので、レファレンスや棚探しの知識もあるし、
最近はネット予約や他館資料の請求も簡単になったので、便利だ。

図書館の本は当然手元には残らないから、一応読書メモらしきものをつけている。
今年は12月頭でだいたい120冊
その他にもちろん自分で買って読むものもけっこうあり、気に入った本は二度三度読むこともあるし、
語りの稽古や芝居にかかるとしばらくそれ以外の活字断ちをしたりもするので、
読書家の方からしたら、決して多い数ではないだろうが、そこそこ読んではいると思う。
今年は語りのネタ探しに短編アンソロジーをよく読んだから、タイトル数にしたら、倍以上は行くだろう。

んで、今日読み終わったのがこれ、今年の直木賞作家、三浦しをんさんの『三四郎はそれから門を出た』である。

三四郎はそれから門を出た

このタイトルが夏目作品をもじっているので気づく人は気づく。書評、というか本にまつわるエッセイがメインになっている。
文章にはその読まれたいテンポというか、息継ぎの間というか、それぞれのスピードがある気がするのだけれど
私は彼女の『人生激情』『しをんのしおり』『乙女なげやり』なんかのテンポがすごく心地よくて、
むちゃくちゃさばけた内容とあいまって「ああこの人とは呼吸が合うんだわ」と勝手にお友達にしていた。
(小説は、また文体が違うけど、そっちもけっこう好き。まだ何冊も読んでないけど)
この本の中でも、書評じゃない普通のエッセイの部分で、「電車で隣り合った人の本のタイトルが知りたい」とか
「人の本棚は見たいけど脳みそ覗く様ではずかしい」とか、思い切りうなづいちゃう話がいっぱいある。
ましてや、活字中毒者の共通項があれば…きっと同じ本を読んで感動してたりするんだわ、
しをんちゃんったら、もう(かってに脳内友達)。

んが!しかぁし!
なんと見事なことに、一冊しか共通作品がなかったのである。
角田光代「太陽と毒ぐも」一冊きり。(あ、もう一冊瀬尾まいこの『図書館の神様』は予約中だ)
なんだか、ゼロ、というより一冊きり、というほうがもっと象徴的な気がする。
何の象徴かといえば『本の世界は広くて深い。世の中には面白い本がゴマンとあって、
その大部分にはめぐりあわずに終わってしまうんだなあ
(まるで男と女と一緒だなあ…ここは余談)
ということ、
私もちょこっとものを書いたりするのだが、
『果たしてこの本の海に私の小石なんぞを投げ込む意味があるんだろうか』という
根源的な疑問というか不安というかに突き当たってしまった。ぐすん。

でも、いろんな人がいて、いろんな本があって、それぞれ面白いと思うものが違ったり、
私に面白かったものがある人にはぜんぜん響かなかったり
、それがいいのかも、とも思う。
それなら、私の書くものも、居場所があるかもしれない。どこかで誰かが待っててくれるかもしれない。
(あ、でも役者と同じで、いいなあと思う役者はそれぞれの趣味で違うけど、どうしようもない才能のない人っていうのは厳然といて…やっぱそれには居場所はないわけで…(苦笑))

しをんちゃんが勧めるなら読んでみようかなあ、といくつもの書名をメモした。
普段あまり読まない漫画も(ここはしをんちゃんとの違い。彼女は漫画愛!の人である)ボーイズラブ系のものも。
そうして、出会うはずじゃなかったはずの本に出会って、人生がちょこっとクッションしたりして。
やっぱり男と女と一緒だなあ…ここは余談。
三四郎はそれから門を出た

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