凛の、ちょっとした思いつ記

アクセスカウンタ

zoom RSS 素人さん、恐るべし2(巣鴨の語りの会の皆さん)

<<   作成日時 : 2006/04/24 01:49   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

前回に続いて、ステキに「自覚的」なアマチュアの方のお話

この間、ある朗読サークルの飲み会のお手伝いをしてきました…って文章にすると何かヘンだな。
このブログにも再三ご登場いただいている、師匠と仰ぐ劇団青年座の山口晃さん、
彼が指導されている語りのサークルの飲み会がスタジオで、例によって師匠の手料理で行われ、
演技だけでなく何でも師匠から吸収しようという修行熱心な私は(手料理に釣られて行ったのはみえみえ…笑)
調理助手として、皿洗い人足として、クリーンレディカンパニーとして
(『ポプコーンの降る街』の中で私が登録していた家政婦派遣所=売春組織の名前。懐かしい…笑)
お手伝いに上がったのでした。
山口師匠の生徒さんなので、昨年の『ポプコーン…』や3月の『素の会』を見てくださった方も多く、
「桜澤さんにあえてうれしい」「素の会、可愛くてよかったですよ」なんていってくださる方もいて、
照れくさくも、うれしかったです。
このサークルの皆さんはかなり年齢層が広く、上の方は人生経験も豊富、
でも、そんなベテラン「主婦」の皆さんも、山口「シェフ」の腕前に舌を巻いていらっしゃいました(笑)。

飲み、食べ、話し…とても充実した時間でした。
演技のこと、語りのこと、俳優養成や肉体訓練のこと、教育のこと、教育のため子供達のために演劇ができること…
皆さんの話は幅広く、山口師匠の話も若者相手のときよりも絶対深くてためになることがいっぱいでした。

そして、その夜のメインエベント
せっかくスタジオで集まっているのだから、何か語りたいという事になり、
唯一の男性会員と、1,2を争う若手女性(と思う…ホントのお年は存じ上げないので)の掛け合いで、
急遽語りの会が設けられることに!!
さすが山口師匠、手早く舞台セットを作り、その場で音を入れて、かなり本格的なライブになりました。
作品は太宰治の御伽草子の「こぶとり」。
…いやー、楽しかった。
とにかく、語ること、表現することがお好きなのだというのがびんびん伝わってきて
しかも、前回も書いた、それぞれの生活に裏打ちされた人間性の厚み、普段の生活が表現に表れて、
下手に技術などでくもらないまま、まっすぐに聞き手に届いてくる
酔っ払ってて活舌がどうとか、アクセントがどうとか、鼻水たれちゃうとか(笑)そんなのどうでもいい、
語っているお二人自身のステキさが、聞き手をストレートにニコニコさせてしまうような語りでした。

もちろん、同じことは、どう逆立ちしたって、私にはできないし、
(たぶんだけれど、いかな名手の師匠でもできまい)
それに例えば私が酒飲んで語ったら、ふざけんなと石を投げられるだろう。
曲がりなりにもプロだから。少なくともそれを志向しているから。
たとえ技量的には差がないとしても、それは別物なのだ。
でも、でも、
この感じ、この気持ちを、決して忘れてはいけないな、とも思うのだ。
好きだということ、楽しいということ
演じることは、私にとって仕事だけれど、
でも、演じることはplay(遊び)でもあるのだから。
最高に心躍ることであることのはずだから


その晩、師匠もこんな意味のことを言っていらした。
若い生徒達を見ていて学ぶ事も沢山あるけれど、
この大人の集団から得るものは、自分にとってもとても貴重だと。
教えることができるのはせいぜい技術であって、
でも語りや演技には、教えることのできる「ただ一つの正解」があるわけではなく、
突き詰めればそれは、その人その人が持っている人間力である、と。

(こんな風に聞き取ったんですが、違いますかね?山口さん)

プロ同士の切磋琢磨や、丁々発止や阿吽の呼吸の演技合戦、
先輩方の神業のような演技の場に立ち会うことは、文字通り勉強、良い経験になります。
けれど、時々立ちどまって、周りを見回して、
こんな「普通で、すごい人たち」がいることをちゃんと見て、忘れないでいたいと思います。
「東大…」の皆さん、「巣鴨…」の皆さん、ありがとうございました。



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
素人さん、恐るべし2(巣鴨の語りの会の皆さん) 凛の、ちょっとした思いつ記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる