凛の、ちょっとした思いつ記

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zoom RSS この写真は私ですが(京劇観劇)

<<   作成日時 : 2005/06/04 13:11   >>

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北京京劇院、京劇水滸伝『野猪林』を見た。すごかった。
中国語はちょっとしか解らなかった(日常会話の片言がわかるだけだから当たり前か、
日本語の片言の外国人が歌舞伎の常磐津聞いても解らんだろう事と一緒)けど、字幕あるし、
衣裳が色鮮やかで美しいし、
何より、体技が素晴らしかった。

実は、本当に短期間だが、京劇の講習会に出たことがある。
短期なのでセリフや歌はなく、ほとんど「打」(体技、殺陣)だけだったのだが、
中国人のプロの京劇俳優に基礎の足上げから教えていただいた。
最後は先生に衣裳メイクも整えていただいて、オリジナルの小作品の試演会までやった。
私はバレエをやっていて、足も上がるし体も利いたので、主役の立ち回り役を振っていただいた。
写真はそのときのものだ。

本当に本当に、入り口から首だけ突っ込んでのぞいただけだけれども、
そのときの経験があったからこそ、そして中国語の片言を覚えたからこそ
ああ、あの隈取は豪傑だ。あの所作は泣いている。あの袖は。あの頭飾りは。今「わかった」と言ったな…と
ただ見るよりも、より深く感じ、楽しむことができたような気がする。
もちろん、私がやったのの30倍くらいのスピードの、立ち回りのものすごさも、身をもって。

昔、演劇の指導者に「演技のプロになれなかったら、観客のプロになれ」というような意味の話を聞いた。
もちろん、プロ俳優になるつもりでいた若き日の私は、他人事のように聞いていたけれど、
それって、こういうことだったかもしれない、と唐突に思い出した。
そのことを知っている人間が、本当の理解者、支持者になれる。
知った小さな部分からでも、大きな想像と共感と、それを見事に身につけた人への尊敬が広がる。

「私、あの立ち回りかじったことあるんだよ。だからすごく感動した」と一緒に行った劇作家の友人に言ったら、
「凛さんの引き出しって、どんなやねん。何でも出てくるなぁ」と呆れられた。
私が女優として京劇立ち回りを活かす事はないだろうけれど、
あの講習を受けて、よかったなと思う。

あ、これ、あのときの講習会の先生の本だ!↓
京劇への招待
京劇への招待 (ショトルライブラリー)

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コメント(1件)

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 えと、「呆れていません。感心している」そうです。 >文中の劇作家
 しかし、京劇の経験まであるとは流石、凛さん!
 役者さんは引き出しの数と奥行きはとても大切だと思いますし、公表してからには
「そういう役」がくるかもしれませんねぇ。
 ええ、意地が悪いネチネチした劇作家が言っています、はい。

 京劇水滸伝『野猪林』も日中間の問題でできないかと思われていましたが、無事に幕
があがり、そして幕がおりようとしています。
 来年は何をやるのでしょうね。楽しみです。
PIP
2005/06/05 02:08

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